2009年2月12日

Pioneer TV事業撤退に思う

今日、Pioneer さんが TV事業から完全撤退と言うニュースを聞きました。 そのニュースで昔同社が Mac 互換機を製造販売されていた事を思い出しました。


  lx100.jpg


Pioneer のロゴを冠した音響にこだわったモデルでした。


今でこそ Apple の Mac や iPhone の大半は台湾、中国、シンガポール等のEMSメーカーが製造していますし、日本の有名ブランドメーカでも同様に生産委託行っている所も有ります。


 以前は高密度実装や高品質が要求されるノートブックは日本の大手電機メーカーなどがOEM生産を行っていました (初期 MacBook、Dell = △△社、Gateway等 = □□社 など)し日本的な物作りへのこだわりや質感が随所に見られましたが、時代の流れとともに日本の製造メーカーは次第に工場を中国を始めとするアジアへ進出し国内の製造空洞化の加速すると同時に物作りへのこだわりが減衰してしまった様に感じます。


 さらに昨年来の世界同時不況で、ネットブックの様な安さを優先したチープなスペックや質感でもマーケットを席巻する様な残念な時代に成ってしまったのかな? などと今回の Pioneer のニュースでこんな時代の変化を受け入れがたい妙な物思いに浸っています...... 


【 Oyaji も某電機メーカーに席を置き一時期 APPLE, HP, DELL, COMPAQ etc. 等との仕事を経験しました。 Apple の生産委託はアジアの新興国に移ってしまいましたが、デザインやコンセプトに対する拘りは今でも変わらず "APPLE" イズムとして明確に生きています。 その拘りについつい金を投じてしまうのが悪い癖ですが、数十年来の Apple ファンとしては当時仕事でもらったリンゴマーク入りの名刺の数々も一種の宝物です。】


追記:Apple同様に拘りが強かった Sony の製品にも散々浪費しましたが、自社の製品はあまり買わなかったですね...(笑)